ぬかが福志郎でございます。
本日、一般会計総額約2兆7000億円の令和4年度補正予算が成立いたしました。
この予算は、近時の原油価格・物価高騰や新型コロナウイルス感染症の再拡大、今後の災害など予期せぬ財政需要に迅速に対応するためのものです。なお、本年1月末からガソリン価格高騰対策としての激変緩和事業が実施されていますが、6月以降の同事業にはこの補正予算で措置された経費が充てられることになります。
さて、2月末のロシアによるウクライナ侵略を契機に、第二次世界大戦後に国際社会によって築き上げられてきた国際秩序が揺らいでいます。しかし、力による一方的な現状変更はいかなる地域であっても許されません。改めてロシアによるウクライナ侵略に反対するとともに、即時の停戦とロシア軍のウクライナからの撤退を求めたいと思います。
このウクライナ情勢を受けて、世界のエネルギー情勢はこれまでにない緊迫した状況が続いています。さらに、資源・原材料価格の高騰ともあいまって、多くの先進諸国では数十年ぶりの厳しいインフレに見舞われています。
こうした物価高に対しては、適時適切に政策を繰り出し、産業界や国民生活を支えていかなければならないと考えています。
今夏には本年最大の政治決戦である参議院議員通常選挙が行われます。
政治の安定がなければ、経済成長も国民生活の安定もありえません。
いま、政治に求められていることは、足下の危機を何とか乗り切り、ウクライナ危機やコロナ禍の後の社会を中長期的な視点で構想することです。
エネルギー政策、外交・安全保障、経済財政政策など、多事多難な時勢ではありますが、引き続き皆様のご期待に応えられるよう全力投球をしてまいる所存でございますので、皆様のご指導ご鞭撻の程をよろしくお願い申し上げます。
