自由民主党衆議院議員 茨城県第2区 ぬかが福志郎

ぬかが福志郎の今週の直言

2011年8月

2011/08/25

平成研究会 総会 会長あいさつ要旨 

 
 臨時国会も会期末を迎えて毎日精励をしていただいており感謝を申し上げます。
 さて、この2年間の民主党政権を見ていると、鳩山前総理の普天間問題の失政、日米関係の信頼の喪失、そして菅総理も消費税やTPPの問題発言、さらには尖閣列島の対応の失敗など、歴史上語り継がれるような大失政の連続でした。最後には2年前の総選挙で民主党が勝利したマニフェストは、すべて財源不足で実行不可能になってしまったため、菅総理はじめ党の執行部が謝罪をする事態に至りました。まさに、民主党の政権基盤は失われた状況であり、そういう中で会期末を迎えていくわけです。
 一方で民主党は菅総理が辞意を表明して、いよいよ代表選挙が行われます。民主党の代表選挙の様子はそれぞれの候補者が雨後の筍のように乱立し、政策を発表するわけでもない、自分の主義主張を述べるわけでもない、単に手を挙げて売名行為をしているような印象を与えているのが実態です。我々の経験からすれば政権与党の代表たる選挙は、理念、政策を掲げて戦うのが常道であると思っております。そういう意味で、今の民主党の代表選挙は全く党利党略、個人プレーに過ぎない、そういう印象です。これでは今までの2年間の民主党の政治のあり方を反省しているとは全く思えない有様で、国民不在、政策不在の代表選挙をやっているということを、まず皆さんと共に確認をしていきたいと思います。
 そういう中で我々は震災以降、復旧・復興のためには全面協力をしてきました。第一次補正、第二次補正、復興基本法に基づく復興庁の建設や様々な政策、それに、東京電力の賠償スキームの問題などいずれも自民党の案が99%反映された形で枠組みをつくって参りました。また、ほとんど瓦礫の処理が進んでいませんが、これも国費100%で仕事をさせるという法律を自民党が提案し成立をさせました。今、放射能の瓦礫についても我々が議員立法を出して、被災地において住民が住めるようにするため、モニタリングや除染を行うことについても賠償機構を通じて国が責任を持つような形にさせています。
 一方で民主党はマニフェストを放棄して謝罪をしましたが、我々はムダを省いて健全な財政の下で、給付の問題だけではなく経済を成長するための政策をつくっていくという観点から、マニフェストのバラマキに対して反対をし、その修正をさせることを迫ってきました。
 民主党は代表選が終わったあと日本の国を今後どうしていくのか、内政外交について理念と政策をきちっと国民の前に示して、なおかつ即座に臨時国会を開いて新総理は所信表明を行い、予算委員会等で質疑をしていくことが政権を担う最大の責任であると思っております。我々のグループだけではなくて自民党執行部は総力を挙げて、一日も早く即座に臨時国会の開催を求めていくことが適切であると思っています。
 2つ目の問題として、よく大連立構想と言われていますが民主党の2年間の体質を見ていれば、先般の不信任問題に対応して民主党が取った態度は、まず、自分の党は割らない、自民党に政権を渡さない、ということが大前提で国民不在、政策抜きの体質です。こういう政党と我々が大連立を考えられるはずがない。まして民主党はマニフェストを放棄したならば、当然国民との契約を破棄することになるわけであり、憲政の常道として国民に信を問う形をつくっていくことが望ましいと思います。したがって臨時国会を開いて、被災者の皆さまが懇願をしている第三次予算をつくったならば即座に国民に信を問うて、民主党のこれまでの結果責任について審判を仰ぐべきであります。そのために我々は国会の場で解散に追い込む環境づくりをしていくことが、政策集団として、政治家としての努めではないかと思います。
 もう一つは、自民党が小泉政権の後、安倍、福田、麻生政権がそれぞれ一年で代わったとき、民主党は「3人も総理が代わるなら当然解散をすべきだ」と言ってきました。ご承知の通り民主党でも3人目の代表選挙ですから、その言葉をそのまま民主党にお返しをしたい。まず、自分たちだけの権力構造を維持することではなくて、3人も代わるなら国民に信を問うことが憲政の常道ではないのかということを付け加えておきます。
 もう一つ付け加えておけば、菅総理も鳩山前総理も普天間や尖閣列島で誤りました。政権が代わる隙間を見て、中国は尖閣列島に漁船や調査船を徘徊して領海侵犯をしている。この前の漁船衝突事件以降、初めての領海侵犯の事態です。我々は国民の安全と領土を守るために毅然とした態度を取らなければいけません。海洋法の条約によれば、無害通航でないものについては必要な措置を取ることができるとなっていますが、具体的には我々の準備が出来ていません。新藤義孝先生や国防部会長の今津寛先生もいらっしゃるので、措置、枠組みをしっかりと考えて、ASEAN諸国、世界の皆さまが安心できるためにも、この地域のリーダーの一国である我々がそういう形を作っておくことが大事だと思いますので、みなさんと共に国家のこれからの進路のために全力を尽くしていきたいと思います。
 来週が会期末で最後の詰めです。お互いに我々は一致結束してこの政局、きたるべき選挙に向かって全力を尽くすことをお約束します。
 ありがとうございました。