衆議院議員 茨城県第2区 ぬかが福志郎自由民主党

ぬかが福志郎の今週の直言

2012年

2012/11/08

平成研究会 意見交換会 会長あいさつ要旨

 皆さん、臨時国会が開会して10日程になりますが、日々ご苦労様です。また、予算編成に向けて、各業界の対応や税制改正の問題、予算編成の問題、ますます忙しくなっていくと思いますが、お互いにきっちりと将来の日本、そして景気など様々な要素を勘案して、我が平成研は従来通り連携を取っていきたいと思います。
 さて、米国ではオバマ大統領が再選されました。中国でも習近平体制が決まっていくことになります。韓国も大統領選挙が年末までに行われることになります。外交問題で一番大事なことは、過去の歴史、そういうことに照らし合わせてみて、「孤立しない」ということだと思います。しかしながら、今、中国は日本の民主党政権を相手にしないし、韓国も相手にしない。そして米国も鳩山元総理との信頼関係の失墜があり、それ以来、日米関係の信頼は地に落ちていると私は思います。再び周辺国と信頼関係を構築することは、今の民主党体制では容易ではないと思います。その意味では、まさに四面楚歌である。我々自民党が一日も早く政権復帰して、この関係を再構築していかなければならないという局面だと思います。
 内政においても、今日の本会議で特例公債法案の趣旨説明質疑が行われます。この前、話したように、国民生活を犠牲にするようなことは我々はしない。かつて民主党が特例公債法案でも何でも、国民生活を犠牲にして国会戦術に臨んできたことと我々は違うということを申し上げました。しかしながら、予算委員会や国会の場で堂々と議論もせずやっていくということは、政党としても総理大臣としても政治家としての責任を果たしていない。あるいは政権与党としての責任を果たしていないことになると思います。
 ある意味では、野田政権は玉砕覚悟で籠城作戦をしていると感じます。籠城作戦はどこかから援助が来ると思ってするのが普通ですが、野田政権にはどこからも援助が来ないだろうと思います。これでは国民だけが迷惑千万です。先般、3年前のマニフェストは全部降ろして全面降伏をした民主党ですから、当事者能力を失った民主党に、今更、細かいことを言うよりも、我々のグループの茂木敏充政調会長時代に政権構想を決めているので、外交安全保障においても、デフレ経済対策においても、あるいは地域の再生政策についても、しっかりと、「自民党ならこうする」という形で国民にアピールしていくことが最も大事ではないかと思います。
 もちろん国会の場では大いに議論して、民主党がいかにだらしないのか、政権担当能力を失っているのかをあからさまにすると同時に、最後に野田総理がいつまで嘘をつくのかを国民に浸透させて、早く解散して自民党政権に戻すことが我々の仕事です。緊張感を持って、自分の選挙と、そして天下国家論とを二つ同時進行でやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

2012/08/30

平成研究会 意見交換会 会長あいさつ要旨

 昨日は参議院で野田総理に対する問責決議案が可決されました。これは民主党政権になってから3年経ちますが、様々な強引な国会運営、例えば衆院の選挙制度改革関連法案の単独採決や、あるいは尖閣諸島、竹島などの外交問題、経済失政、色々なことでこれ以上野田政権を続けていくことは日本のマイナスである。そういう参議院の意思であると思いました。我々はそういう思いでこれからの政治に臨んでいかなければならないと思います。
 特に、本日、8月30日は3年前の総選挙で歴史的な大敗を喫し、そして自民党が政権を失った日です。この雪辱を果たしていくための思いを忘れてはいけないと思います。自民党がこれからは内政外交において、「自民党ならばこうする」ということをきっちりと説明をして、政権を奪還しなければならないと思います。
 私どもが考えていかなえればならないことは、もうポピュリズム政治を脱皮して、本当に国家国民のためにはどういう政策、理念を打たなければならないか、そういうことを我々は共有しなければならないと思います。大衆迎合から脱皮をする。3年間の民主党政権を見ていればわかるように、自治労とか日教組などの組合主導の下で日本経済を立て直すことは出来ない。給付政治では日本の財政再建などはとても及びもつかない。信頼を回復することもできないと思います。
 尖閣諸島や竹島の問題が起こり、普通は強い意見が国民をリードしていくようになるかと思いますが、私は急激で強引な右傾化は警戒しなければならないと思います。そういう意味では、中道保守政治というのが我々のグループがいつも政治の中心に置いてきた考え方だと思います。戦後の吉田茂、佐藤栄作、田中角栄、竹下登、小渕恵三、橋本龍太郎、みんな左に対してはこれを排除し、急速な右寄りを警戒し、正しい政治路線を歩んできたのが中道保守路線であったと思います。そういう理念の下に政策を立て直し、日本の再生を図っていかなければならないと思います。
 どうぞ、各衆議院の先生方はこの秋にも選挙があるということですから、この残暑厳しい折りですが、選挙戦に勝っていくために理念をしっかりと持ち、政策を磨いて勝利に向かって前進をしていただきたいと思います。
 これから様々な政局を迎えるわけですが、お互いに一致結束して対応していきたいと思いますので、ぜひ皆さん方のご奮闘を心から念願して私のご挨拶にします。

2012/08/23

平成研究会 意見交換会 会長あいさつ要旨

 お盆明けの国会が今週から始まりました。猛暑の中、皆さまにはそれぞれの部署でご苦労をいただいていることに心から感謝を申し上げます。
 さて、今日は衆院の選挙制度改革を巡って民主党が強硬に審議入りしたということを聞いております。多数を占める与党が単独で、選挙制度、つまり議会政治の根幹に触れる問題について強硬に審議を行うことは、長い間政権を担ってきた自民党ではとても考えられないことです。これは議会制民主主義を守っていく上でも到底許されないことだと思います。議会政治の多数を持っている政党が単独でやりたい放題やっていては、政治が間違った方向に行くのは目に見えているので、そういう民主党の経験のなさ、政権担当能力のなさを最後まで見せつけている姿に全くがっかりしています。
 もう一つは、今日も自民党で「外交部会・領土に関する特命委員会合同会議」で議論をしていました。私も一時間程話を聞かせていただきました。私は、これは国家主権に係わる問題ですから、現実をしっかりと見据えた上で適切な対応をしていく必要があると思います。
 竹島は実効支配をされている領土です。一方、尖閣諸島は我が国が実効支配をしている領土です。
 尖閣諸島についてはきちんとわが領土を守っていくと信念に基づいて、守り抜く体制をつくっていくことが大事だと思います。先般、香港政府が事実上認めたような形で、尖閣諸島に漁船が入り込んで14人が逮捕されました。こういう上陸を許さないためにはどうしたらいいかを考える必要があります。北朝鮮の不審船事案が起こった時に、我々は自衛隊と海上保安庁と警察のきちっとした連携プレーができるように指導してきました。おそらくこの領土問題、あるいは島嶼問題については、今述べた自衛隊などの三つの機関がどう行動するかについて、きちっとしたシュミレーションができていないと思うので、改めて自衛隊と海上保安庁と警察の間で、いかなる事態が起こっても素早く、しかもなおかつ柔軟に対応できるような形をつくることが大事だと思います。
 一方、竹島が戦前のように領土を戦争で取られたり取ったりすることは許されません。したがって、正しい政治の働きかけによって外交的に平和的に解決をしていかなければなりません。その上では、歴史的な古文書の事実関係について韓国が勝手な解釈で広報活動を行っておりますので、これは本当の真実はどこにあるのかについて、国際社会に対してきちっとメッセージを与えていくことが大事だと思います。その上で国際社会に真実を訴え、協力を得る形で竹島問題の解決を図っていく必要があると考えます。
 韓国や中国はそれぞれ政治体制が違いますので、我々は韓国や中国の実情に合わせてどういう対応をしたらいいかをよく考えていく必要があると思います。
 中国は人治主義ですから、しっかりと長い間の日中関係の人的な資産、人脈を通じて本音で水面下で話し合って、しっかりとしたレールを外さない形で物事の解決を図っていかなければなりません。
 韓国においても段々と人的な交流、人脈が薄れている中で、お互いがせめぎあいを演じており、しっかりと本音で話し合う、そういう人脈を通じて正しい方向に持っていく努力をする必要があると思います。
 基本的には民主党政権になって、普天間問題に端を発した日米関係の揺らぎからこういう隙間を狙われていると思うので、我々が政権を取ったら日米同盟関係を再強化して、それぞれ日中、日韓関係をもう一度正常な形に戻して領土問題の解決にあたっていく必要があると思います。
 そういう認識の下で隣国との関係をしっかりと粘り強く、しかも正しく我々の国益を犯さないようにやっていきたいと思いますので、お互いに頑張りましょう。

2012/08/09

平成研究会 意見交換会 会長あいさつ要旨

 昨日の夜、3党の党首会談で一定の合意ができ、我々が進めてきた社会保障と税の一体改革関連法案が、明日、成立の見込みとなったことは、我々が当初からこれを国家国民のために成し遂げなければいけないという方針を貫いてきただけに、大変よかったと思います。
 ここ2週間くらい、特に今月に入ってからの国会運営は、今までは3党合意のバイパスを走っているような"なだらかな道"が、突然、山道に入り込んでガタガタした状況になりました。そういう中で首相官邸周辺から私にも「何とかしてくれ」という話がありました。だから私は昨日、谷垣総裁のところに行き、「こういう混乱を招いたのは民主党の責任である。民主党が3党合意を誠意を持って実現するのではなくて、政権延命なのか、党内融和なのか、あるいは解散の時期を延ばすためなのか、きちっとした対応をしていなかったところに、今回の民主党の政権担当能力のなさを見せ付けたし、民主党の責任だと思います。しかし国家国民のために、3党合意で一定の法案成立のために衆議院で可決したものを参議院に送り、これを成立させることができなければ、国民から見れば極めて分かりにくい国会運営、政治のあり方、政党の進め方、政治不信を生むことになる。そのために谷垣総裁は3党合意を軸にして、きちっと対応して責任ある政治を進めてほしい」と言いました。と同時に、「私の長年の経験からすれば、こういう問題はいつもトップ同士が信頼関係を持って話し合いをすることができなければ進まないと思います。3党の党首が会う前に、2党の党首で話し合いをして、お互いに信頼関係をつくり、そして3党間で話し合いを進めることがいいのではないか。そういう知恵を出してほしい」ということを申し上げました。
 中身は分かりませんが、「近い将来」が「近いうちに」という文言に変化したようですが、いずれにしても平成研究会は「決めることができる政治」「責任ある政治」を実現するために汗をかいてきました。こういうことの実績について自信を持って、各地域の人々や市民の皆さんに説明をして頂きたいと願っています。
 自民党こそが政権を担える政党である。正しい政治を行う、そして、国民に対して都合が悪くても、耳の痛いことでもしっかりと言って、説得ができるのは自民党だということを国民にアピールしていく必要があるのではないかと思います。
 参議院の先生方は明日ご苦労をかけます。また、社会保障と税の一体改革関連法案についても、平成研究会から多数の提案者に汗をかいていただきました。大変ご苦労様でした。
 平成研究会としては、右に行くか左に行くか、政局が分かれる、政策が分かれるときは常に正しい判断をしてきたのが平成研究会の伝統であり、基本的な考え方であると思っています。今回も皆さん方のご協力でこうした役割を果たせたと思っております。
 これから猛暑ですから体に気を付けて、この一週間を乗り切って、また東京へ帰ってきて新しい政治の展開に向けて頑張りましょう。また、選挙の基盤をしっかりつくって、次の選挙に万全なる準備をして戦いの駒を進めることができるように、お互いに頑張りましょう。

2012/06/28

平成研究会 意見交換会 会長あいさつ要旨

 先般、念願の社会保障と消費税の問題が衆議院で自・民・公の3党合意に基づいて成立をさせていただきました。わがグループから田村憲久先生、竹下亘先生、加藤勝信先生がそれぞれ提案者としてご活躍していただき、大変ご苦労さまでした。参議院に送られるので引き続きご奮闘をお願します。参議院が主体ですので3党協議の合意に基づいて、しっかりと一日も早い成立に向けて頑張っていただきたいと思います。
 もっとも重大なことは、3党協議で合意したにも関わらず政権与党の民主党で造反者が出たことだと思います。特に、消費税の問題では57人の造反者が出たことは、政権与党として体を成していない象徴だと思います。
 野田総理が政治生命を掛ける、命をかけてでも国家国民のために成立をさせたいと国会の場で言明をしてきただけに、これに反対することは野田首相自身に対する不信任案的な意味合いを持つものと思います。
 その意味では野田首相は、反対者に対し厳正なる処分をし、3党協議の合意を上位に置いて、そして、この難局を乗り切って消費税と社会保障の問題を解決していく、そういう姿勢を貫いていくことを強く求めたいと思います。
 我々も常に一人の政治生命より党、党より国益、国家国民のために何をなすべきかという視点で、一致結束して対応してきたし、また自民党もそういう対応をしてきた。これは、20数年間、参議院で比較第一党が過半数を制していない困難な政治状況の中で、特にねじれ国会においては、"決められない政治"、"決断できない政治"が続いてきただけに、この3党協議が重大な案件について一定の解決のモデルを示したのは大事にしていかなければならないと思います。
 この法案が参議院で成立したならば、民主党においては公約違反の消費税と社会保障の問題を成立させただけに、速やかに国民に信を問うて、新しい政治体制をつくり上げるのが政治の大道、憲政の常道だと思います。
 3党協議で一定の合意を取り付けて、重大案件を解決した考え方、理念、枠組みというものは選挙後も引き続いて大事にして、重要な案件処理をしていくことが基本的な政治の責任だと感じています。
 それは、ある意味では選挙制度の問題や経済対策の問題など、様々な案件について解決を迫られており、お互い党が足の引っ張り合いをしていたのでは、何も解決策も得ることができなかったこれまでの経緯を考えれば、当然のことではないかと思います。
 とくに参議院におきましては、これからが正念場ですから、我がグループは一致結束し、3党合意を大事にする枠組みの中で一日も早い成立を皆さま方にお願いします。

2012/05/31

平成研究会 意見交換会 会長あいさつ要旨

 いよいよ後半国会も残すところ3週間です。そういう中で、昨日、野田首相、小沢元代表、輿石幹事長の3者会談が行われました。元々平行線をたどり、物別れになるということは織り込み済みでした。しかし、よく考えてみると野田総理も一大決心というか乾坤一擲と言ったわけです。これは古代中国の項羽と劉邦の天下分け目の戦いに臨んだ劉邦の決意のほどを表したものです。野田総理も、政治生命をかけると言った消費税問題に関して、今、ルビコン川を渡ったとは言えないが、川に入って対岸に向かって走り続けているところだろうと思います。その間には、民主党内では常任委員会を職権でたてるなどの、国会のサボタージュ作戦が見られるように、抵抗勢力など様々な障害物があります。我々が突き付けた2閣僚の辞任問題等もあります。そういう障害物をいかに乗り越えて対岸にたどり着くかを注目していきたいと思います。
 我々は消費税と社会保障の中味については考え方や基本方針を示しており、お互いに結論、着地点に向かって話し合おうと言っています。野田総理はしっかりと対岸にたどり着いて、この話し合いができるようになれば協力していくことが我々平成研の立場だと思っています。
 そのためには、野田総理が自らのリーダーシップで2閣僚の問題、それから他党のことですが、党内分裂を覚悟で民主党内の執行体制を野田総理の理念、思いを実現できる体制につくりあげていくことができるのかどうかを見極める必要があります。
 我々は社会保障制度に関する特命委員会で、税法と中味について基本的な考え方を示しています。それから党内でも一定の了解を得ているので、これは与野党協議を野田総理が呼びかけていると聞いておりますから、障害物を乗り越えてきたときは積極的に話し合いをして、消費税の法案、社会保障の中味を国民の前に示していくことが出来ればよいと思います。
 今、我々に閉塞感を持たれているのは、「決めることが出来ない政治」、「決断が出来ない政治」ですから、このまま消費税の問題等についてサボタージュ作戦に乗って何も決められなかったら、既成の政党政治に対する批判層が増え第三極に持って行かれる恐れがあり、我々は責任ある政治を国家国民のために示していく必要があると思います。そういう考え方の下に、この後半国会を一致協力して頑張っていくことが望ましいと思います。
 これまでの民主党政権の3年間は、ある学者が言っているように、最低の鳩山元総理、最悪の菅前総理。それぞれ外交安全保障、原発の問題を見ればよく分かります。野田総理については最弱の総理だと言われています。ルビコン川を渡りつつあるから、しっかりと渡り切って消費税の問題と社会保障の問題について、我々と中味が一致し合意すれば成果を得ることができるのです。そうなれば最強とは言わないけど、強い総理の評価を得ることができるのではないか。あるいは国民の期待に応えることができるのではないかと思います。
 いずれにしても、我々は今まで、竹下元総理、橋本元総理、小渕元総理もそうでしたが、抵抗勢力があったり反対するものがいれば、官邸に一人ずつ呼んで説得したり、あるいは当選期別に官邸に呼んで、総理自ら汗を流して意見を聞いたりして、納得させるなどの努力をしてきたのを見ました。だから大きな成果を得ることができたし、あるいは国民の期待に応えることができました。野田総理は評論家みたいにペラペラと喋っているだけではなくて、ちゃんと党内の抵抗勢力を説得するだけの気概を持ってやってもらいたいとエールを送りたい。
 総理は今国会で命懸けで政治生命をかけて、この法律の成立に全力を挙げると言っているので、解散をする決意を持って党内を説得するくらいの気概がないと出来ないと思います。今後は、ルビコン川を渡り切ったところで与野党の間で話し合いができる環境づくりを、お互いにしていくことが望ましいと思います。

2012/05/17

平成研究会 意見交換会 会長あいさつ要旨

 いよいよ今日から後半国会最大の懸案である消費税及び社会保障の改革案が審議されました。我々もこの問題に重大な関心を持っていますが、平成研究会として基本的な考え方を皆さん方と共有したいと思います。
 政府民主党が出している社会保障法案の中味については、全くばらまき状態で、我々はこの法案に賛成することは出来ません。しかしながら、我々が従来訴えてきたように、社会保障の中味、それから消費税の中味について我々の言い分をきちっと聞いて合意をしてくれるならば、我々は消費税法案の成立に向けて協力をしていきたいと思います。
 その際、参議院で問責決議が可決された二人の更迭をすると同時に、民主党は政府の考え方と党の考え方に温度差があると言われていますので、これは野田総理のリーダーシップの下でしっかりと党と政府が一体的になって、我々と話し合いができる環境をつくることが前提条件でなければ、正しい消費税法案のあり方と社会保障の中味が議論できないと思っています。
 一方、自民党内で谷垣総裁が、民主党の消費税法案等についてはマニフェスト違反ですから、まず国民に信を問うて出直すべきだと言ってきたことは正しい論理、意見です。しかし、仮に消費税法案が通った時に解散を勝ち取ることができなかった場合、我々が党内抗争を起こすようなことはあっては、民主党が党内抗争で自らの党内の意見集約が出来ないのと同じように受け取られてしまって、自民党としての建設的な姿勢、意見が埋没します。我々は一致結束して党内抗争がないようにしていかなければならないと考えています。そういうことでなければ党内における国民の支持率も上がっていかない。我々は建設的にきちっと対応していくことが望ましいと思います。
 先日、小渕恵三元総理の13回忌及び小渕優子代議士の励ます会がありました。私は98年の金融国会において、小渕元総理が日本からの金融恐慌を発出させないために、我々は反対でしたが野党案の日債銀、長銀の国有化をして、破たん処理をするという法案を丸のみして、体制をつくって金融再生、日本再生の土台を築いた。だから、野田総理もギリギリの判断を今しなければならないと思っています。
 一方で国民が今政治に求めていることは、決断ができる政治、決められる政治、そして、諸課題を先送りすることなく必ず解決してほしいということだと思います。それは、この消費税の問題であるし、あるいは定数是正と選挙制度、TPPの問題など山積する諸課題について政治が責任を持って解決していかなければならない。責任ある政治を構築していくためには、たとえば、この消費税の問題で国会で議論をし法案が成立した場合、その政治的な勢力を大事にして様々な諸問題を解決できる糸口にしていくことが望ましいのではないかと思っています。
 おそらく、最悪の事態は消費税法案も社会保障の中味も何も決めることができず、解散もすることができなかった場合です。そういうことになったときは、国民は自民党や民主党についてどういう受け取り方をするのかを考えてみる必要がある。そういう意味において、我々の先人は、吉田茂、佐藤栄作、田中角栄、竹下登、橋本龍太郎、小渕恵三と要所要所で政権を担い、時代の要請に応えて責任ある政治を構築してきました。我々が今何をなすべきかを政治家として、あるいは伝統ある政策集団としてきちっと対応していかなければならないと思います。
 消費税については、とかく政治家は距離を置きたい気持ちでやってきたけど、竹下元総理にしても橋本元総理にしても敢然と国家国民のために命を懸けてチャレンジをしてきたことを忘れてはいけない。そういう思いで後半国会、国会の審議の状況、そして、民主党の対応の状況、世論の状況を見ながら正しい方向に我々が先頭を切る形でもいいし、我々が世論を誘導する形でもいいし、しっかりと方向を間違うことがないようにしなければならないと思いますので、一致協力して対応していきたいと思います。
 よろしくお願いします。