衆議院議員 茨城県第2区 ぬかが福志郎自由民主党

ぬかが福志郎の今週の直言

2013年9月

2013/04/11

平成研究会 意見交換会 会長あいさつ要旨

 2013年度予算案が4月16日に衆議院を通過予定ということで、衆院の先生方はご苦労さまでした。一日も早い成立を目指して、切れ目のない経済対策をしっかりしていくことが望ましいと思います。
 今、北朝鮮問題がクローズアップされ緊張感があります。1994年の羽田政権時、北朝鮮がNPT(核兵器不拡散条約)を脱退し核開発を進め、ただならぬ緊張感がありました。米国は武力行使も辞さないという形でした。国連決議では貨物輸送に対して臨検体制を敷くということでしたが、当時、羽田政権はこれを飲むことができませんでした。おそらく戦争状態になることに対応しきれなかったというのが実態だと思います。その頃、自民党は野党でしたが防衛庁と外務省の幹部を呼び、「しっかりと本当のことを言え」と言ったことがあります。
 当時、もし、日本海、北東アジアで武力的な行動が起きれば何ができるか、ということを考えたことがあります。結果的に法的には何もできないということが分かり、我々はこれでは国家・国民の安全を守れないということで、有事法制など様々な法律を30数本提出し、日本の安全を守るための法律を今日までにつくってきたということが思い出されます。
 そうした中、米国のカーター元大統領が平壌に行って妥協点をまとめ、食糧援助、軽水炉の電源開発をし、日本も経済的な負担をするということで、その緊張感を解きました。これによってカーター元大統領はノーベル平和賞を受賞した経緯があります。
 昨日、米国の太平洋軍司令官は「米国にミサイルが発射されれば撃ち落とす」と言っています。日本政府も破壊措置命令を発令し、万全の対策を取り国家・国民を守るということです。
 北朝鮮の金正恩体制は今、日本と韓国を頭越しに核弾頭付ミサイルを米国まで到達できると脅し、執拗な威嚇行動を起こしています。日本と韓国がいくら協力しても北朝鮮は相手にしていないのが実態ですから、日本、米国、韓国がしっかりと連携を取りつつ中国を動かして、そして、北朝鮮に対して我々の仲間に入って行動していくことが、自分たちの利益になるということを思い知らせないといけないと思います。
 そのために、ただ北朝鮮の脅しに屈して援助をしていてはらちが明かないので、毅然として、ある意味ではこのままいけば北朝鮮の存続が危ぶまれるというくらいの経済的制裁を強めていくことも選択肢です。さらに、北朝鮮が外貨を稼ぐことができないようにさせるカードを持つためには、貿易関係が最も多い中国との関係をきっちりとする必要があると思います。
 今、G8外相会合が開かれていますが、岸田外務大臣はしっかりと米国、韓国、中国、ロシアと連携を取って、北朝鮮が無謀な行動を起こすことがないようにさせなければいけないと思います。
 我々も緊張感を持って、政府をバックアップして連係を取れるようにしなければいけません。まさか挑発的に日本や米国、韓国を狙って行動を起こさないと推測はしますが、しかし安全保障は万が一を考えて準備をしなければいけないということも忘れてはいけません。
 お互いに隣国の北朝鮮とどう接していくか知恵を絞って、あるいはしっかりとした行動で政治の責任を果たしていきたいと思います。
 お互いに問題意識を持って頑張りましょう。

2013/03/14

平成研究会 意見交換会 会長あいさつ要旨

 昨夜はTPPについて「TPP対策委員会」でご議論をいただいき、一定の取りまとめができたことは、私は評価していいのではないかと思います。その後考えてみましたが、明治維新の幕開けとなった徳川幕府の最後の将軍は、水戸藩出身の徳川慶喜でした。当時は日本列島を欧米列強が取り囲み、開国を迫っていました。徳川慶喜は世界各国に日本列島が分断され、侵略、植民地化されることをまず防ぐために、幕府を守るというよりは日本国家を統一して守りつつ、対外的な対策を立てようという目的で尊皇攘夷思想を掲げました。その根底に流れている考え方は、国家を統一した上で対外的な対処方法を考えていこうというものであり、その過程で欧米列強に窓を開き開国をしていこうということであったと思います。つまり、日本が分断され混乱をしていたのでは外国に乗ぜられるので、国民の意思統一をした上で欧米列強の水準に追い付こうというのが本来の目的であったと思います。
 今度のTPPの問題も日本の経済や社会の在り方がどういうふうになるのか、日本の政治の決断を世界中が注目しています。強い日本の経済をつくり上げていく。そして、「守るべきは守り、攻めるべきは攻める」という考え方の下に一定の方向性ができたわけであります。
 そのためには、対外的なことだけではなく、自らの足元をどうやって強くするかという構想力も持たなければいけません。農業は世界に伍して強い成長産業としてきちっと政策的にフォローしていく必要があります。例えば、五カ年や十カ年計画等をつくりつつ、自立した農業政策を考えていく構想力を持たなければいけません。そういうことを他の分野でもつくり上げていかなければいけません。そういう中で、自民党は政権与党として責任を果たすためにきちっと党内を一致結束し、政府にしっかり「交渉力」と「決断力」の幅を持たせて、現場整備をしたことは評価していいと思います。
 政府がきちっと「交渉力」と「決断力」を持つ一方で、農業なら農業の構想力をしっかり持ち、強い日本の経済基盤をつくり上げていく。そういう形でぜひ進めていただきたいと思います。
 皆さんと共に、今後はロングランですから、お互いに意見交換をしながら日本の真の国益を守るために何をなすべきかを考えるようにしたいと思います。